GLOBAL PRO GALLERY
朝陽を浴びてハイイロチュウヒが飛ぶ。高感度画質が優れたOM-1なら、光量に乏しい時間帯も、躊躇なく高速シャッターを確保できる。茂みに隠れ、気づかれぬよう待ち伏せた。
野に、山に、海に。晩秋のフィールドをゆく。季節の境目。去りゆく鳥たちもいれば、冬を越すために日本へ来たばかりの鳥たちもいる。そのひとつひとつとの出会いが嬉しくて、夢中で歩を進める。
フィールドでは、野鳥の世界に魅せられた一人として、出会いと観察を楽しむ気持ちを大切にしたい。撮影は次のステップだ。だからこそ、より身軽に、そして自由に、軽快に撮影できるカメラが欲しいと常々思っている。
これまでも、OM-Dの強力な手ぶれ補正や、防塵防滴性には助けられてきた。共に旅に出て、険しい道を歩き、雨に打たれてきた機材たちには、強い信頼と愛着を感じている。こと、待望のM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROを手にしてからは、その気持ちはより確かなものになっている。
この旅は、新しいカメラと一緒だった。OM-1。新生OM SYSTEMのフラッグシップカメラだ。
OM-1は、僕の願いと合致するカメラだ。画質の大幅な向上で、僕が愛する野鳥たちの美しさを、より高いクオリティで記録できる。そして、もっとも進化を実感するのがAF性能。特に、鳥の身体、近ければその瞳を正確に検出し、フォーカスしてくれる。撮影者はわずらわしい設定を放棄して、鳥の動きを追うことや、構図作りだけに集中すれば良い。
優れたカメラは、撮影者に芽生えた「撮りたい」「伝えたい」という気持ちを具現化することをサポートしてくれる。OM-1を手に、次の旅に出るのが待ち遠しい。
