GLOBAL PRO GALLERY
Michael Chan
Michael Chanシンガポール
写真に熱い情熱を持つマイケルは長い間ストリート写真を専門としており、撮影を通してありふれた日常に輝きを与え、さまざまな立場の人々と交流してきた。2008年にウェディング写真撮影に傾倒してからは、研ぎ澄まされた自身のストリートスタイルに美しさとエレガンスを加えることに尽力し、ウエディングフォトジャーナリズムの世界に独自のスタイルを作り上げた。
同年マスターフォトグラファー協会(MPA)に入会を認められ、それからたった5年という短い期間でほんの一握りの写真家にしか贈られないフェローシップ(FMPA)が授与された。そのユニークなスタイルで、彼の作品は長年にわたって名誉ある国際イベントで数々の賞を受賞してきた。
どんな結婚イベントもカップルにとっては唯一無二の特別なものであるべきだという強い信念にもとづき、マイケルは記憶に残る瞬間を捉えながら数々の結婚のストーリーを紡ぎだしている。
OM-D E-M1 Mark IIIは既存機種と比べても素晴らしいアップグレード製品であり、プロ向けのカメラを検討している方にとっては最適なモデルです。OM-Dラインアップの中で明らかにフラッグシップモデルとして位置づけられているのはOM-D E-M1Xですが、私はもう少し小型のカメラを使いたかったので、今回の新モデルはまさに理想的なものでした。
OM-D E-M1 Mark IIIはOM-Dカメラに備わっていてほしい特徴や機能をすべて持っています。ライブNDや手持ちハイレゾショットなどの興味を引く巧みな機能は間違いなく世間の話題となるでしょう。しかしこのカメラを手にした時私が心ひかれたのは、進化したオートフォーカス、瞳優先AF、シャッターラグの少なさ、そして明るく鮮明になった電子ビューファインダーなど、もっと根本的に重要な機能の数々です。趣味で撮影する際も、仕事で撮影する際も、このカメラさえあれば最高の一枚が撮れると感じました。
オートフォーカスは、明るい日中や低輝度時のどちらの状況においても、旧モデルで既に十分優れていました。そこに新たなプロセッサが加わり、OM-D E-M1 Mark IIIのパワーはとどまるところを知りません。連続撮影時のシャッターラグや減速はほぼないに等しく、全体的に小回りが利くカメラという印象で、一瞬たりともシャッターチャンスを見逃すことはありませんでした。一瞬一瞬が大切な結婚式やイベントの写真撮影をはじめ、私はどんな状況でもためらいなくこのカメラを使うことができます。
「プロ」という呼称は最近では定義が曖昧になっています。キャリアの大半をハイエンドのデジタル一眼レフを使って撮影してきた私としては個人的に、非常に高い水準のものしか「プロ」ボディとは呼びたくありません。私が「プロ」ボディに求めているのは、撮りたい瞬間を容易に捉えることができ私の仕事を楽にしてくれる性能です。デュアルカードスロットももちろん必要です。どのような環境であっても心配することなく仕事ができるように、高い堅牢性も求められます。
OM-D E-M1 Mark IIIで変更された点はぱっと見進化しているようですし、マイクロフォーサーズのラインアップの中で真にプロフェッショナル級だと私が思うおそらく初めてのカメラ(小型)です。発売当日には一台(もしかしたら二台)購入する予定です。