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Torwong Salwala
Torwong Salwalaタイ
サルワラはコンピューターエンジニアとして活躍していたある日、デジタル写真に大きな可能性と将来性を見出した。そこからの決断は速く、あっという間に写真の世界にフィールドを移すことになる。長年に渡る活動での主要な被写体は建築物やインテリア、そして美容。彼の撮影する建築物やインテリア写真の表現は、典型的な作品とは異なり、ドラマチックであり、時に詩的でもある。彼はまたジャーナリストとしても活躍しており、タイで最も有名で影響力のある撮影機材のブロガー兼レビュアーの一人として知られている。彼の分かりやすく的確な解説は多くのユーザーから高い支持を得ている。
私はこのカメラに一目惚れした。魅了された、という方が正しいかもしれない。
これまでの経験から「レトロスタイル」のカメラには「レトロな機能」が備わっていることが多い。そのためにがっかりさせられることが幾度かあった。設計者が現代的な機能の多くを省いてしまうために、カメラを使うのに不都合や不便が生じてしまっていたのだ。レトロなものにはレトロな機能をとういう発想はとても残念な発想だ。
その点、PEN-Fはまったく違う。スタイリッシュで魅力的な外観の中に、多くの技術がつめこまれている。
PEN-Fは他のハイレベルなオリンパスカメラと同様、高度な技術を搭載している。
PEN-Fに搭載されているカラー/モノクロプロファイルコントロールは、トーンカーブの精緻な調整などにより、色調を自由自在にカスタマイズすることができる機能だ。
PEN-Fで最も優れ、かつ珍しい機能であるカラープロファイルコントロールの彩度調整では、色別に彩度を調整することができる。この機能により、写真を今までよりずっと多彩なスタイルで処理することが可能になった。
モノクロプロファイルのシェーディング効果機能も素晴らしい。
PEN-Fをジャーナリズム、風景、旅行、建築、ストリートやスポーツ写真など、多用な撮影において試すなんてずるいと思われるかもしれない。
でも私はPEN-Fのよく作りこまれたボディーと機能が、どんな場面でも十分に発揮されるのかを確認したかったのだ。
今では、カメラバッグのなかにPEN-Fをしっかり入れて毎日持ち歩いている。